第2学期終業式
2024年12月25日 10時00分本日(25日)、令和6年度2学期の最終登校日を迎え、テレビ放送で終業式を行いました。全校で一斉に集まって行う予定でしたが、インフルエンザも出てきており寒さも厳しいことから、テレビ放送に変更することになりました。
最初に2,3年生の代表者から、2学期を振り返るとともに3学期に向けての決意についての発表があり、各教室にいる生徒たちも真剣な態度で聞いていました。続いて校長先生からの式辞があり、各教室から全校で校歌を歌って2学期を締めくくりました。
本日の終業式での校長式辞を紹介します。(インフルエンザやいろいろな事情により本日登校できなかった生徒も、ぜひ読んでください。)
いよいよ長い2学期を、そして2024年の終わりを迎えようとしていますが、皆さんにとってこの2学期はどうだったでしょうか。始業式で皆さんに「みんなのためは自分のため」ということを伝えました。体育祭や合唱コンクールでは協力して取り組む姿が多くみられ、みんなのために頑張った人たちが輝き、笑顔があふれていました。部活動や文化活動においても頑張った成果が本当にすばらしかった。各学年、それぞれの成長が見られたこと、本当にうれしく思います。
さて、3年生の皆さんはいよいよ進路決定のための受験が始まります。その準備に今は全力で取り組もうと気持ちを強く持っていると思います。みんなに平等に与えられた時間を後悔のないように有効活用してください。
また、今年は災害に対する意識も高まった年でもあると思います。今、こうしてみんなで終業式を迎えることができていること、平和な日常を過ごすことができていることはあたりまえでないことであり、幸せを感じてほしいと思います。そして、この1年を終えるにあたり、自分自身を振り返り、来年へつなげてほしいと思っています。今年の自分は何ができ、何ができなかったのか、何が長所で、何が短所なのか、具体的に考え、どのようにプラスにしていけばいいのか考えてみてください。
「できなかったことはできるの始まり」「欠点(短所)は常に裏から見た長所である。」ということ、すなわちできなかったことはできるためのスタート地点であり、短所と長所はコインの表と裏のようなもので、見方や考え方によってどちらにもとれるということです。特に、今は短所と思っていても、時が過ぎ、環境が変わればまた、人間関係が変化すれば長所になりうるということです。ですから短所が多かった人もそれは長所に変えられるものだと考えてほしいと思います。そして長所になるように考えて行動すれば自ずと長所が増えていくということです。
「短所の数だけ長所がある。」と考えて自分自身の成長につなげていいけるようにしていきましょう。
もう一つ、この時期にこんなことわざをよく耳にします。それは「一年の計は元旦にあり」です。実はこの言葉には前文と後文があります。それは「一日(いちじつ)の計は朝(あした)にあり」と「一生の計は少壮にあり」で合わせて「三計の教え」と言います。
その日に為すべきことは朝に計画を立て、その年に為すべきことは元旦に立てるのがよいということです。即ち物事は最初が肝心であるというたとえですね。これから始まる13日間の冬休みは規則正しい生活を心がけ、毎日、朝起きたときに今日一日の計画をしっかりと立て一日一日を充実したものにしてください。そして1月1日元旦(元日の朝)には2025年、この1年ををどう過ごすのか、自分にふさわしい目標を立てましょう。そして早速実行に移していきましょう。最後に「一生の計は少壮にあり」です。人生の基盤づくりにあたる中学生の時期に将来の自分の姿を想像し、理想の自分に思いをはせてみましょう。きっと将来の自分につながるはずです。
1年の終わりと初めを迎える冬休み。1日1日を大切に過ごし1月8日の始業式を皆さんが元気に迎えられるようお願いし、令和6年度第2学期終業式の式辞と致します。
その後、2学期の間だけでしたが、1年生の理科の授業を担当していただいた先生の離任式を行い、生徒指導担当の先生から冬休みの生活についてのお話を聞いて、テレビ放送は終わりました。
2学期最後の学級活動では、各教室で学級担任の先生から2学期全体を通してのお話をしたり、通信簿を渡しながら一人一人にアドバイスをしたりする様子が見られました。
明日から約2週間の冬休みに入りますが、これまで同様、健康管理に注意しながら命を一番に生活を送ってほしいと願います。新年を迎え、新たな決意を持って迎える3学期の始業式には、また元気な姿を見せてほしいと思います。