第3学期始業式
2025年1月8日 12時00分約2週間の冬休みも終わり、本日(1月8日)から令和6年度3学期の学校生活が始まりました。
インフルエンザの感染状況やこの冬一番の寒波を考慮し、予定を変更してテレビ放送で第3学期の始業式を行いました。はじめに1,3年生の代表から今年(3学期)の抱負が発表され、続いて校長先生から式辞をいただきました。暖房の入った各教室では、換気も行いながら、代表者や校長先生のお話をしっかりと聞いている生徒の様子が見られました。
本日の始業式での校長式辞を紹介します。(インフルエンザやいろいろな事情により本日登校できなかった生徒のみなさんも、ぜひ読んでみてください。)
新年、明けましておめでとうございます。2025年がスタートし、こうして皆さんとともに第3学期を迎えられたこと、本当にうれしく思います。
昨年は能登半島地震が1月1日に日本を襲いました。あれから1年が過ぎますが、復興には時間を有する状況に心よりお見舞いを申し上げるとともに今こうしてみんなが集まり学校生活をスタートできる日常に感謝したいと思います。
終業式で「三計の教え」について話しました。今年の目標は立てたでしょうか。立てたからには達成させてほしいと思います。成功のための5つのポイントについて紹介します。第1に「具体的であるか」ということ。第2に「測定可能であるか」ということ、何がどこまでできたか、小さな目標達成(スモールステップ)と言い換えてもいいかもしれません。第3に「達成可能かどうか」ということ第4に「現実的かどうか」ということ第5に「期限付きかどうか」ということ、言い換えると「わかりやすく、進み具合が確認でき、いつまで頑張れば達成できる」これを英語でSpecific(スペシィフィック)Measurable(メジュラブル)Achievable(アチーブ)Related(リレィティッド)Time-bound(タイムバウンド)の頭文字をとってSMART(スマート)の法則というそうです。自分の目標を見返してみて5つの観点でチェックし、達成に向けて頑張りましょう。
さて、3学期はまとめの学期、自覚を高める学期です。教育目標で掲げた生徒像「心豊かで、活力ある生徒」「自分で考え、判断し、実践する生徒」にそれぞれの学年に応じた成長で形にしてほしいと思います。
1年生は、この南中で先輩と呼ばれるようになります。先輩にふさわしい言動はすぐにはできません。自覚をもって行動することでそのオーラをまとってください。
2年生は、今の南中の代表です。学校のリーダーとしての立ち居振る舞いができるよう進めてください。難しいことではありません。日常の小さなことからきちんとしていくことです。何事もそうですが、あいさつや時間を守るなど生活の基本がしっかりとすることで持ち味をいかしたリーダーに、目標とされる先輩へとつながるのだと思います。また、自身の大きな仕事である進路決定もちょうどこの1年間で実現しなければなりません。学年全体で協力して頑張ってください。
3年生は、進路を決める大仕事が待っています。悔いのない時間を過ごしてほしいと思います。進路は個人のことですが、ともにこの時間をこの南中で過ごしている意味を考え互いが鼓舞し合い、ともに頑張りあうことが相乗効果をうむはずです。チームでこの大事な時期を乗り越えてほしいと思います。後輩全員と教職員一同が応援しています。
以上、令和6年度の有終の美を飾るべく、チーム南中のみんながステップアップできるように頑張ってくれることを心から願い、令和6年度第3学期の式辞といたします。
始業式に引き続いて、3学期の学級役員任命式が行われ、各学年の代表者が任命書を受け取りました。各学級の委員となった人は、それぞれの役割を自覚してこれからも学級、学年、そして学校をリードしてほしいと思います。
令和6年度もすでに残り3か月を切っていますが、全校一人一人が今の学級の仲間との絆を深めるとともによい締めくくりをして、令和7年度、それぞれの更なる飛躍に向けて準備を進めてほしいと思います。