命の講演会「大地の花束」
2024年5月16日 17時00分本日(16日)の5校時、体育館で行われた命の講演会に全校生徒が参加しました。本校では毎年、「命の講座」として、「命の講演会」「救命救急講習」「命の集会」を全校で実施しています。今回の講演会では、交通事故被害者遺族である渡邉明弘さんを講師に招き、「大地の花束」という演題で、自転車通学をする高校生のヘルメット着用が義務化されるきっかけとなった出来事などについてお話をいただきました。
前半は、10年前、一瞬の交通事故によって息子大地さんの尊い命が奪われた悲しい出来事のお話から始まりました。この事故がきっかけとなり、命を守るためのヘルメット着用の推進をはじめ、現在は信号のない横断歩道で車を停止するハザードコミュニケーションの取組などを広められています。渡邉さんは、大人が真剣に命を守るために努力する姿勢を子ども(中学生)に見せることで、明るい未来につなげていきたいと語られていました。途中には、大地さんが生前に撮影されたという美しい写真の数々が参加者の胸を熱くさせました。
後半は、参加した大人(教師)や子ども(生徒)から感想や意見を述べてもらい、自分や他人の命を守るためのそれぞれの思い・考えを共有することができました。
これからも命を守るための取組として、ヘルメットの着用や交通安全に留意した行動(運転)など、それぞれが自分自身にできることをしっかり実践していきたいものです。